LacieのLittle Big Disk Thunderboltを分解して擬似FusionDriveを構築！（アレイ構成編）

前回の記事で物理ドライブの構成は終わったので、いよいよ論理アレイ（ドライブ）構成をしていきたいと思います。 Little Big Disk Thunderbolt（以後LBD)をMacに接続。無事認識することを確認。
コンソールから

diskutil list

で取り付けたSSD・HDDのデバイス番号を確認します。
※画像はGUIのディスクユーティリティですが、擬似FusionDrive作成では使えません

続いてコマンドを入力

#diskutil cs create "FusionDrive" PrimalyDisk SecondlyDisk

”FusionDrive”とあるのは論理ボリューム名、”PrimaryDisk、SecondlyDisk”はそれぞれ擬似FusionDriveに使用するドライブ（disk0,disk1…等）を指定します。

上記コマンド後に表示されるUUIDをメモなりクリップボードにコピーなどしましょう。
※写真赤字参照

続けて

#diskutil cs createVolume UUID jhfs+ "FusionDrive" Size

”FusionDrive”は前回同様論理ボリューム名、Sizeはボリュームサイズ。
“100%”,”1000gb”などで指定できます。

これで擬似FusionDriveは完成。
自分はこのまま外付けドライブとして使用するので終了。
ここからOSXを入れる方はリカバリーモードで行えばいいと思います。

ベンチマーク結果

Read249.4MB/s Write 109.9MB/s

まぁSSD2枚のStripingにはかなわないですが、GB単位のデータのやり取りをしない限りは体感は問題ありません。
これで無事Air本体のSSD容量を圧迫していたiTunesライブラリ、iPhotoライブラリが避難できます。

他の方が言われているように本家FusionDriveのように頻繁に使うデータをSSD側で処理しているのかはよくわかりません・・

LBD購入時は、Finder上でアイコンがLBDのものになっていたのですが、擬似FusionDrive構成したことでただの外付けドライブになってしまいました。これを戻します。
LBDのRAIDアレイ構成をRAID1にするなりしても、論理ボリュームは変わるので当然アイコン情報は消失します。

Lacieのサイトには

弊社のWebサイトからアイコンをダウンロードできます。Webメインページの下段にある “Image Bank” をクリックし、”Icons and Wallpaper” カテゴリをプルダウンより選択します。

と、あるのだけどれども、日本のLacieサイト内には無いｗ

からMobileStorageを選択、スクロールをしていくと

購入時と同じアイコンがあるので、ダウンロードして解凍
Finderから　擬似FusionDrive右クリック→情報を見る　で出てきた”情報ウィンドウのアイコン”に解凍したjpgファイルをドラッグしてやると、無事、アイコン復活。

他にもたくさんアイコンはあるので、好きなモノに変更するのもアリ。